ランディスさんはコーディさんの上に素早く覆い被さって体を抱きしめ、頭を低くして突撃してきた雄牛から息子を守った。
この動画は翌日、コーディさんがInstagramに「父がいなかったら、もっと酷いことになっていたかもしれない」と感謝のコメントを添えて投稿しており、ランディスさんを“ヒーロー”と称える声が多数寄せられた。
ロデオに使われる雄牛は通常、体重が約453~907キロ(1000~2000ポンド)にもなるそうで、目の前で親子の様子を見ていたという「ベル郡・ロデオ・コミュニティ(Bell County Rodeo Committee)」のティナ・バトラーさん(Tina Butler)は、当時の様子をこのように振り返った。
「父親が身を挺して息子を守ろうとするのを見た時には、心臓が止まるかと思いました。あんな光景を目にすることは滅多にないですからね。」
「親子を襲ったのは“トゥイズラー(Twizler)”という名の雄牛で、幸いなことに頭で親子を押しただけで、角で突き刺すことはありませんでした。」
「親子はかすり傷程度で済んでおり、この結果には非常に安堵しているところです。」
なおブルライディングは最も危険な競技のひとつと言われ、大怪我をしたり命を落とすことも珍しくない。ティナさんは、アリーナにはライダーの安全確保のためのブルファイター2人のほか、乗馬したまま待機し雄牛を取り押さえたりライダーを救い上げたりする“ピックアップ・マン(pickup man)”3人がいたことを指摘しており、動画ではロープを振り回しながらトゥイズラーに近づく2人のピックアップ・マンが映し出されている。
ちなみに昨年10月にはインドで、犬を虐待していた男に牛が猛アタックする様子が捉えられ、「これはカルマ」と話題となった。
画像は『Cody Hooks 2022年2月14日付Instagram「Not one to post falling off」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)