英ロンドン南東部のアパートで今月18日、61歳の女性の白骨化した遺体が発見された。近隣住民は2年以上前から異臭を訴えていたものの、放置されていたという。『MyLondon』などが伝えている。
2年以上前から異変に気付きながら、なぜ何の対策もとられなかったのか…。イタリアで今月初め、70歳女性が死亡し、2年以上も食卓の椅子に座ったままだったことが明らかになったばかりだが、イギリスからも悲しい孤独死のニュースが届いた。
ロンドン南東部ペッカムで18日午後7時過ぎ、「4階建てのアパートの一室から異臭がする」との苦情を受けて警察が駆けつけたところ、61歳の女性の白骨化した遺体を発見した。
同アパートでは2019年10月頃から「異様な臭いがする」と訴える住人が続出していたが、住宅問題の解決にあたる「住宅協会(housing association)」が動くことはなかった。
亡くなった女性のすぐ隣の部屋に2008年から住んでいるという若い女性Aさんは嫌悪感を露わにし、このように述べた。
「こんな小さなアパートなのに本当にショックよ。隣の女性のプライベートなことはあまりよく知らなかったけど、時々宅配便を受け取ってくれていたの。」
「私が最初に異臭に気付いたのは2019年の9月か10月頃よ。海外旅行から帰ってくると、建物全体に強烈な臭いが立ち込めていたの。あまりにも酷くてドアの下にタオルを詰めていたほどよ。」
またある住人は「郵便受けに郵便物が溜まっているのを見て、住宅協会に何度も電話したわ。家賃滞納の手紙もあったし、彼女の姿を長い間見かけなかったのでおかしいと思っていたのよ」と溜息をつき、