舌を上手く使って肉やサンドイッチなどは食べることが可能で「ほとんどのものは楽しめるのよ!」と明かしている。
そんなケイトリンさんは8人きょうだいの末っ子で、家族のことを語るとつい笑みがこぼれる。「私たちきょうだいはとても仲が良く、姉や兄たちはとてもいい意味で私のことを突き放してくれるのです。だから私は自立できたし、きょうだいとはかなりの時間を一緒に過ごします」とケイトリンさん。一家は音楽に囲まれて育ったそうで、ケイトリンさんが得意なのはマリンバの演奏なのだという。
ケイトリンさんの兄セスさん(Seth)は、妹のことをこのように語っている。
「ケイトリンが生まれた時、私は12歳くらいでした。我が家にはいつも看護師がいて、夜になると機械に繋がれたケイトリンの呼吸をモニターしていたのを覚えています。そうしてケイトリンが成長するにつれ、私と彼女の間には強い絆が生まれていったのです。何といっても彼女は、遊ぶのが大好きなお茶目な子でしたからね。」
「両親は歌を歌うことが大好きで、私たちきょうだいはいつも歌を歌い、ピアノやギターなどの楽器を弾いて育ちました。そんな中でケイトリンはマリンバに目覚め、素晴らしい演奏を聴かせてくれます。もちろんピアノやギターも奏でますよ。」
なお家族は、ケイトリンさんには一生、声を出すことはないと思っていたそうだが、セスさんは「ケイトリンはとても素敵な声を持っているのですよ。歌を歌うこともできるのです」と明かし、「障がいがあっても見事に才能を開花させたケイトリンに、家族みんながインスパイアされています。彼女は妹であり、私のいい友達でもあるのです」と続けた。
ちなみにケイトリンさんは昨年にTikTokを開始し、3回目の投稿で動画の再生回数が1万回を超えたという。現在のフォロワーは94000人を超えており、「こんなに反響があるなんて全く予想していませんでしたが、ポジティブなコメントは私の自信につながっています。TikTokを通して、私が前向きに生きていることが伝われば嬉しく思います」と述べている。
現在はユタ州立大学で刑事司法を勉強中で「いつかアメリカ全州を旅したい」という大きな夢を持つケイトリンさんは、最後にこんなメッセージを残している。
「障がいがあるからといってできないことはないのです。どんなにつらいことがあっても常にポジティブでいること、そして自分の感情を表現できる何かを見つけることです。できないことではなく、できることにフォーカスすること。そうすれば必ず素敵なことがあるのです。」
画像は『Katelyn Reid 2020年6月20日付Instagram「It’s fun to dress up fancy」、2020年12月24日付Instagram「Merry Christmas!」』『Katelyn Reid 2021年2月17日付TikTok「Ribs are nice… as a jaw bone」』『Born Different 2022年2月8日付Instagram「Katelyn is a multitalented 24-year-old」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)