昨年末の『アメトーーク大賞2021』(テレビ朝日系)で、流行語大賞にパンサー尾形の「ピンチ」と天竺鼠・瀬下の「チャンス」が選ばれた。お笑いコンビ・天竺鼠は『キングオブコント』で3回ファイナリストになっており、ネタを作るボケ担当・川原克己は「天才」と評されるほどだ。相方の瀬下豊もここのところリアクション芸で注目を集めているが、実情は想像以上に過酷で体に異変が起きたという。
舞台『結 -MUSUBI-』(2月4日開幕)で脚本・演出を手がけるNON STYLE・石田明(41)とキャストの瀬下豊(42)が1月14日放送のラジオ番組『中川家 ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)にゲスト出演した。瀬下はテンションを上げて「気合いと根性! ピンチはチャンス!!」、「“死ぬこと以外はNGなし”でホンマにやらせてもらってます」とアピールするが、石田は「こいつ41歳から体を張りだしたんですよ」と呆れていた。
NON STYLEや天竺鼠の世代まではお笑い芸人が集まって飲むと、意味もなく「割り箸を頭に刺したり」、「歯ブラシを入れてはいけないところに入れたり」して盛り上がったそうだ。中川家・礼二が言うには「やられるのが似合う芸人がいる」らしい。それがたむらけんじ、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)と続いて最後の世代にあたる瀬下は「それでめちゃくちゃ体を張った」経験からリアクション芸に繋がったという。
BPO(放送倫理・番組向上機構)は昨年8月に「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議対象にすると発表したが、瀬下は「自ら望んでやっているのでBPOには引っ掛からない」と気にする風でもなく、逆に「やらされている感覚はない。時代が合っていたな」とうそぶいてリアクション芸でブレイクしたことに自信さえのぞかせた。
宮城県気仙沼の漁場でネズミザメを200匹捕るという50時間に及ぶロケに挑んだ時は、船員に見込まれて「芸人やめたらおいで」とスカウトされたという。バンジージャンプのロケで目隠しをされて現地に連れて行かれ、