女優・創作あーちすととして活動するのんが25日、ライブハウス「Zepp Tokyo」(東京都江東区)にて有観客ライブを開催した。Zepp Tokyoはのんが音楽を始めた頃から目標にしてきた会場だが、来年1月1日をもって閉館することが決定している。偶然会場に空きができたため、のんは閉館まで数日というところで念願のライブを実現することができた。
これまでに13回もの無観客配信ライブを行ってきたのん。有観客ライブを待ち焦がれていたのんのところに、自身の目標の会場でもあったZepp Tokyoに空きが出たという知らせが飛び込んだ。あと数日で同会場が閉館するというタイミングで最初で最後のZepp Tokyoライブが実現した。
ズシンズシンと地響きが鳴り渡りライブがスタート。ステージに張られた幕に、シャドーで浮かび上がったギターを持った恐竜が足を踏み鳴らす。続いて爆音のディストーション・ギターがかき鳴らされバンドが演奏を始める。幕が鮮やかに下ろされると、ステージにはメンバーのひぐちけい(G/Cho)、なかむらしょーこ(B)、ナガシマタカト(Ds)がそれぞれのポジションで構えている。のんが真っ赤なテレキャスターで1曲目のイントロを爪弾いた。
この日ののんのオープニングの衣装は、左右の袖がタータンチェックとストライプ、胸元には大きな白いリボンに、フラワー・プリントのパンツ。そしてなんと言っても特徴的なのは背中のところどころリボンが付いた大きな恐竜の尻尾だ。のんならではパンキッシュでアヴァンギャルドな着こなしだろう。
このライブではのんからのクリスマス・プレゼントとしてミニ・タンバリンが観客に配られた。声を出すことはできないが、