ぐしゃぐしゃに丸まったうえに悪臭がするトイレットペーパーとホワイトオレオ味の板チョコ2枚が入っていたのだ。そして約16万1000円で購入した肝心のiPhoneは見つからなかった。
自身も物流関係の仕事をしているというダニエルさんは「配達予定日の17日の朝から受け取った20日の朝まで、追跡ポイントが表示されていませんでした。DHLに問い合わせましたが、自動追跡のアップデートだけで誰かと話すことはできず、20日には問い合わせ専用ページでも連絡を取ろうと試み、21日にはDM(ダイレクトメッセージ)を送ってみましたがどちらも返事がありませんでした」と不可解な点をいくつか挙げた。
最終的にビジネス特化型のSNS「LinkedIn(リンクトイン)」でDHLのカスタマーサービスマネージャーに呼びかけたことで、ようやく「監視カメラの映像をチェックしています」と返答をもらうことができた。さらにこのマネージャーから「今回の件をApple社に報告し、新しい物をダニエルさんに送ってもらえるよう伝えた」と報告を受けた。
これで安心と思っていたダニエルさんだが、22日にApple社に電話して確認してみるとDHLからは何の報告も受けていないことが判明した。さらに「DHLの調査が終わり、結果が出るまでは新しいiPhoneを渡すことはできません」と言われてしまったのだ。
ダニエルさんは再びDHLに問い合わせて再調査を依頼したが、DHLにとって緊急性がないためすぐには対応してもらえなかったと明かしており「自分へのクリスマスプレゼントとして購入したので、本当にがっかりですよ」と怒りをあらわにした。
この問題に対しDHLの広報担当は今月24日、「私たちはダニエルさんのケースに関して、優先的に調査を進めています。ダニエルさんに新しい商品が届くよう、送り手側(Apple社)とも連絡を取っています」とコメントしている。
なおiPhoneに関連した配送でのトラブルとして、タイでは格安iPhoneをネットで購入した男性にパソコンデスクが届いたり、中国では約14万4800円も支払って届いたのは背面に“梨”マークがついた偽iPhoneだったという酷すぎるケースも話題を呼んでいた。
画像は『LADbible 2021年12月26日付「Man Receives Chocolate Bars Wrapped In Loo Roll Instead Of £1,000 iPhone」(Credit: Deadline News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)