そのうちの1人は入院したようだ。また住人が避難後、ロンドン消防隊は建物内から大量の害虫駆除剤を発見しており、アパート全体に化学物質を含んだガスが充満していたことも明らかになっている。
住人は少なくとも2日間のホテル生活を強いられており、幼い子供がいる男性は「換気口を通して有害な化学物質が拡散したと聞いた。もしそれが本当なら、家族や自分の安全や健康状態も心配だ。だれがそんなものを持ち込んだのかは分からないが、住人みんなが心配しているよ」と不安を口にした。
ちなみにファティハさんの母親はいまだに入院中、弟はすでに退院し学校に通い始めたものの、困惑しショック状態であるという。
一家の友人のサビール・アーマッドさん(Sabbir Ahmad)は「ファティハさんの父親はバングラデシュに出張中だったため、事故に巻き込まれなかった」と明かすと、次のように述べ無念さを露わにした。
「ファティハさんはとても頭がいい子でね。8、9日前に我が家に来て、将来について話をした。医師になりたいという夢を持ち、文章を書くことが好きで賞をとったこともあるほどだった。」
地元警察は「まるで映画の中の悪夢のようで、非常に不運な事故だ」と述べるも、ファティハさんの死因や事故の詳細については調査中としている。
なお似たような事故は昨年、カザフスタンでも起きており、アパート階下で散布された殺虫剤で生後8か月の女児が死亡していた。
画像は『The Mirror 2021年12月13日付「Neighbour ‘coughed for days’ in flat block before girl, 11, died in chemical incident」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)