手元にあったスープをジャネルさんの顔に浴びせるようにして投げつけたのだ。その後、女性客は一緒に来ていた男性と共に逃げるようにして店の外へ出ていった。
ジャネルさんは「当初は『何が起こったの? なぜこんなことが起きたの?』と思いました。それから目を開けられないことに気がつき、目の周りのスープを拭ってようやく『あの人は私にスープを投げつけたんだ』と理解しました」と振り返っている。
幸いにも浴びせられたスープはその時点で多少温度が下がっており、火傷を負うほどではなかった。しかしこのスープは同店の商品の中で最も辛いもので、ジャネルさんはスパイスのせいで目や喉が焼けてしまったそうだが大事には至らなかった。
同店はこの件を地元警察に通報し、女性客を出入り禁止にしたとのことだ。
捜査を担当したテンプル警察のアレン・テストン副署長(Allen Teston)は「我々は今回のような行動を決して見逃すことはできません。もし良くないサービスを受けた場合には、問題が解決するまでは分別のある態度を心がけるようお勧めします」とコメントしている。
ジャネルさんはサービス業で6年間働いてきたが、今回のように客から無礼な扱いを受けるのは初めてではないと明かす。
「私たちはエプロンと名札をつけたロボットではありません。お客様や他の人々、彼らの子どもと同じように感情を持った人間なのです。どこに行っても自分の家族に接するのと同じ優しさと敬意を持って、全ての人に接してほしいです。」
「これを機に、私の地域だけではなく他の地域においても、酷い待遇や人手不足に対して多くの関心が寄せられることを祈っています。」
この動画を見た人からは「これは酷すぎる。この人は逮捕されるといいね」「返金のためにわざとプラスチックを入れたんじゃない?」「なぜこんなことをするのか理解できない」「人類は正気を失い始めている」など驚きの声や女性客に対する非難の声が寄せられている。
なおテンプル警察によると、この女性客に対する刑事告発は現在保留中だという。
画像は『kcentv.com 2021年11月11日付「VIDEO: Woman who threw soup in face of Temple restaurant employee facing criminal charges, police say」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)