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米音楽フェス「アストロワールド」で負傷した客がラッパーのトラヴィス・スコットとドレイクを提訴し、100万ドル(約1億1300万円)以上の賠償金を請求した。トラヴィスは過去に観客を扇動したことで2度逮捕されており、無秩序な行為をしたとして有罪判決を受けている。
現地時間5日に開催した「アストロワールド」では、主催者であるトラヴィス・スコットがパフォーマンス中に観客が殺到し8名が死亡、数百人が負傷した。ステージの途中では、ラッパーのドレイクがサプライズ出演していた。
当日、会場で負傷したクリスチャン・パレデスさん(Kristian Paredes、23)はトラヴィスとドレイク、大手コンサート・プロモート企業ライブ・ネイション社、ハリス郡スポーツ&コンベンション・コーポレーションの過失を非難する訴状を提出した。
英メディア『Daily Mail Online』が入手した書類によると、「スペシャルゲストのドレイクがトラヴィスのステージに登場し、観客を煽るのを手伝った。群衆が制御不能になり騒乱が続いていたにもかかわらず、2人はパフォーマンスを続行した」などと記載されている。
クリスチャンさんはトラヴィスらに過失があったとして、怪我の後遺症を含む身体的障害と治療費のために100万ドル(約1億1300万円)相当の賠償金を求めた。
また別の負傷者であるマニュエル・スーザさん(Manuel Souza、35)は、