慢性の炎症性皮膚疾患「乾癬」を患い、全身に赤い発疹が広がる25歳の女性が、乾癬の症状や皮膚の状態を受け入れるようになるまでの心の葛藤を明かした。難治性疾患と言われる乾癬だが、女性は「病気を受け入れることこそ最高の治療」と語る。『The Daily Star』などが伝えた。
英エセックスに住むクレア・スパージンさん(Claire Spurgin、25)は、全身に赤い発疹が広がっている。ジュニア・ソムリエとして活躍するクレアさんが小さな発疹に気付いたのは19歳の頃で、きっかけは日焼けだったという。
「乾癬は免疫システムの異常で、皮膚を異物と捉えて健康な細胞が攻撃されてしまうの。ただたとえ遺伝的素因を持っていても、ストレスや感染症など何らかのきっかけがないと乾癬を発症することはないわ。私の場合は肩に日焼けをしたのがきっかけだった。日焼け後の皮膚の状態は悪く、乾燥して赤い発疹ができ始めたの。そしてそれは全身に広がっていったわ。」
「最初は一般医のもとに通っていて、処方された薬も全く効かなかった。それで皮膚の専門医に診てもらったところ、すぐに乾癬と診断されたの。最初に発疹が出てから1年も経っていたわ」と当時を振り返るクレアさん。6年もの付き合いになる乾癬について、このように説明している。
「皮膚は通常、表皮細胞が生まれ垢としてはがれていくターンオーバーの周期が3~4週間。でも乾癬の患者は3~7日と短いの。だから積み重なった角質がかさぶたのようになってボロボロとはがれていくのよ。」
「私は乾癬と診断されてすぐ、ナローバンドUVBという光線療法を受けたわ。病院に行ってサンベッドのような箱型の部屋に入って、立ったまま光線を照射するの。週3回、40セッションを受けたけど、私の発疹は頑固でね。治療直後は良くなるけど、しばらくするとまた戻ってきてしまうの。」
今のところ乾癬を完治させる治療法はないと言われ、