当時のことをこのように振り返っている。
「娘はおばあちゃんと一緒にお菓子作りをしていたのですが、普段は全く安全な状態でいつも楽しそうにしていました。でも今回の突飛な事故は予想もできませんでした。この子はボウルの方に身を乗り出した後、一瞬のうちに髪の毛が引き抜かれてしまったんです。」
「幸いにもおばあちゃんが素早くミキサーのスイッチを切ってくれたのですが、もし最悪な事態になっていたらと考えるととても怖くなりました。」
事故の翌日、髪の毛が抜けてしまった娘の頭を心配した母親は抜け毛治療を専門に行っている地元のヘアサロン「Linzi Bone Hair」に連絡したところ、6か月先まで予約が取れないと言われたようだ。しかし同ヘアサロンは母親からの必死の訴えを聞いて、すぐに予約を受け入れることにしたという。
母親は「私たちが動揺しているにもかかわらず、娘は事の次第を受け入れているようでした。ただ学校に行ってみんなにからかわれることが唯一の不安だったようです」と明かしており、即対応してくれたヘアサロンのオーナーに感謝していることを述べた。
同ヘアサロンでは「メッシュ・ヘア・インテグレーション」という技術を用いて、脱毛箇所が完全に分からないように補修した。しかしながら実際の髪の毛が十分な長さまで生えてくるには半年以上かかるそうだ。また、今後4週間ごとに処置した箇所をチェックするために通わなければならないという。
今回、女児の脱毛処置を施した同ヘアサロンのオーナーであるリンジー・ボーンさん(Linzi Bone)は28日、Facebookで人々にこのように注意を促した。
「残念なことに以前も子供や大人がリモコンカー、ドリル、扇風機やゴーカートなどに髪の毛が絡まって同じ状態になったのを見たことがあります。私たちが予想もできないような危険がたくさんあるので、できれば髪の毛を完全に束ねる必要があるのではないかと思っています。」
画像は『Linzi Bone Hair 2021年10月28日付Facebook「Met theee most amazingly brave 5 year old」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)