![ネズミに50か所以上噛まれた生後6か月の男児、手指先を食いちぎられる重傷(米)](https://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2023/09/house230923-220x195.jpg)
ホテル滞在中は現金が必要な時にその都度タスキンさんからお金を受け取っていたそうだ。
そんなタスキンさんに全幅の信頼を置いていたチャールズさんは、過去にはタスキンさんの息子の学費を支援したこともあったという。そして2014年7月14日、チャールズさんは87歳で生涯を閉じたとトルコメディア『Hürriyet Daily News』が伝えた。
チャールズさん亡き後は遺産の整理に数年かかり、今年に入ってイギリスの検認当局からタスキンさん宛てにホテルへ連絡があったそうだ。その時、タスキンさんは初めてチャールズさんが亡くなったことを知ったという。彼は「チャールズさんは私たちにとってお客様というよりも友人のような存在でした。亡くなったとの悲しい知らせを受けて、胸が締め付けられるような思いです」と吐露した。
またチャールズさんは、タスキンさん以外にも他の何人かの従業員に幾ばくかの遺産を残していたそうだ。タスキンさんがチャールズさんから受け取る遺産の金額は公にされていないものの、『Hürriyet Daily News』によると約20万ポンド(約3040万円)という。
ちなみに世界指標のデータを公開しているウェブサイト『CEIC Data』では、2019年のトルコの平均年収は約3073ドル(約33万7000円)と公表している。そんな平均年収を遥かに凌ぐほどの金額だったにもかかわらず、タスキンさんは「仕事をしなくてもいいのかもしれませんが、私は人との出会いが好きなんです。信じられないほど感謝していますが、このまま仕事を続けたいと思います」と語っている。
画像は『The Sun 2021年8月31日付「HOL OF A TIP Brit widower, 86, leaves £20k to Turkish bellboy, 41, in will after visiting resort for 40 years」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)