それがマネキンではなく行方不明の女性の遺体だということが判明した。開かれた会見で同警察署はこのように謝罪の言葉を述べた。
「我々は今回の件について、本当に心から申し訳なく思っております。遺族にはこの捜査について、助言とともにあらゆる重要な情報を共有していく所存ですので、ご安心頂きたく存じます。また我々の心はこの悲劇的な状況に置かれたご家族、パートナー、そしてお子さん達とともにあります。」
またシェルブルック消防署長のステファン・シモノー氏は(Stéphane Simoneau)は「今回の件については愕然としており、同署のチーム、部門、そして火災現場に向かった隊員の全員がショックを受けている状態です」と話している。
マネキンと遺体を間違えるなど言語道断のようだが、病理解剖学者のロバート・ニコルソン氏(Robert Nicholson)は『CBC News』のインタビューに応じ、このように述べた。
「人間の体は燃えることによって水分量が減り、焼けたマネキンと混同される可能性があります。火傷によって体の水分がほとんどなくなってしまうと、それは普通の人間には見えなくなるとともに人間だとは思えないことでしょう。」
遺体となって発見された女性について、警察からは何らかの捜査の進展があったという発表は今のところ無いようだ。
画像は『CBC News 2021年7月29日付「First responders in Sherbrooke, Que., apologize after mistaking fire victim for mannequin Social Sharing」(André Vuillemin/Radio-Canada)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)