手指の先に載せた赤ちゃんリスを木に近づける。
いつもそうやって餌をもらっているのであろう。母リスはすぐにやってきて様子をうかがうが、女性の手にナッツ類がないのに気付いたのか、赤ちゃんには近づこうとしない。
そうすること約3分、母リスは女性が立っている反対側から赤ちゃんに接近、何度か体の匂いを嗅ぐと口でくわえて木に登った。
女性は「成功だわ」と囁くと、赤ちゃんを巣に連れていく母リスを見て「いいお母さんね! クルミをあげるから降りてらっしゃい!」と声をかけている。
女性はのちに「こんなことをするのは珍しいのよ。でも母リスはしばしば、孤児のリスを育てるという話を聞いてね。子育ては大変だから、母リスに負担になってしまうかとも思ったけど、赤ちゃんが生き残るためには母リスに託すのが一番だと考えたの」と明かすと、次のように述べた。
「私は奇跡という言葉を多用しないたちだけど、これはまさに奇跡だと思う! 母リスの優しさに感謝しているわ。」
なおこの動画には、「なんて素敵なの」「生き延びてくれるといいけど」「これは母リスのランチになっちゃうのでは?」「木から落ちてしまったのかな。この母リスの子であることを祈る」「リスは自分に血の繋がりがない子は受け入れないよ」「リスを飼っているけど、母リスは自分の子供を攻撃することがある。ハッピーエンドだといいのだけど」「最近のカナダの研究によると、孤児を受け入れると聞いた」といった様々なコメントがあがっている。
ちなみに今年5月には、飼い犬と怪我をして保護されたカササギの間に母子のような関係が生まれて話題となった。犬はその鳥と手をつないで眠り、母乳が出るようになったという。
Go 'nuts' for this baby squirrel adoption video https://t.co/D9oy4da2d9 pic.twitter.com/UUsdDxbt8q
— New York Post (@nypost) August 27, 2021
画像は『New York Post 2021年8月27日付Twitter「Go ‘nuts’ for this baby squirrel adoption video」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)