数々の手術や火傷による感染症の治療、皮膚移植などを続けてきた。今年は2人がアメリカで過ごす最後の年になるそうで、マリナさんは火傷痕について次のように述べている。
「みんながみんな私の傷を快く受け入れてくれるわけではないし、周りとは違う私を見て心地よく感じない人もいるでしょう。」
「でも私はこの傷を誇りに思っているの。傷は私の一部だから隠そうとは思わない。だって私の傷の一つ一つには、これまでのつらい経験が刻まれているから…。傷は私の強さの象徴でもあるのよ。」
そんなマリナさんにはコナーさんというボーイフレンドがおり、コナーさんは「最初に会った時は彼女の火傷についての詳細を聞くことは躊躇った」と明かし、マリアさんについてこう述べた。
「彼女は“火傷のサバイバー”であることをとてもオープンにしていてね。そのことを特に意識することも、話すこともないよ。僕が彼女を好きなのはいつも思いやりを持ち、よき理解者であるところだね。」
そしてマリナさんの友人は「火傷を負ったことが彼女を強くしているのは間違いないわ。でもだからといって、火傷によって彼女が影響を受けていることもないと思う」と言い切る。
マリナさんとオルガさんは2018年、非営利団体「フェニックス・ファミリー・ファンド(Fenix Family Fund)」を立ち上げ、火傷のサバイバーをサポートする活動を行っている。またマリナさんはペットのグルーミングの仕事をしており、オルガさんは「マリナをとても誇りに思うの。だって娘は自分が追い求める道を歩いているのだから」と語っている。
なおマリナさんは最後に、次のような力強い言葉を残した。
「私は自分に起こったことを変えたいとは思わない。だって私はたくさんのことを学んだし成長できたから。」
「そして『人を見かけだけで判断しないで!』と言いたい。その人がどんなつらいことに耐えてきたのか、どんな人生を歩んできたのかはわからないのだから。」
「私が伝えたいのは自分らしく生きて、楽しんで、あなたを嫌う人が付け入るスキを与えないということね。必要なら休んで、自分の人生を歩むことよ!」
画像は『Marina Bogdanova 2020年7月22日付Instagram、2019年4月23日付Instagram「MOM turned upside down spells WOW」、2021年5月12日付Instagram「Spring」、2021年7月8日付Instagram「Not going to lie」、2021年3月13日付Instagram「Hello」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)