日本文学の研究者であるKrzysztof Olszewski氏は「日本の学校の“いじめ”は残忍で暗い。被害者の両親を助けることもなく、安全も提供されぬ環境を改善するのに苦労するだろう。日本にそうした改革者がいるのか、若者のリハビリはどうなっているのか気になる」と懸念していた。
小山田は過去のいじめが再浮上して問題視されるまで反省や謝罪もしなかったことを非難されているが、このたびの騒動により国内でも同じようないじめを行ったりあるいは目撃したという声が出始めているようだ。たとえばヒップホップMCのKダブシャインはTwitterで「過去に同級生が特別学級の障害がある子どもたちを小山田と同じようなことをしていじめていたが、今は大人になって涙ながらに懺悔している」というつぶやきをリツイートして「すでに悔い改めてるなら、被害者とその家族以外は責めなくてもいいかもね。その反省をこれからどう世の中に還元するかが、その子の一生のテーマになるだろうから」とコメントしている。
そんななか村本は19日、過去に出演した番組で女性のスカートをめくるセクハラ行為をTwitterに公開して「もし僕がオリンピックで作曲を任されたらこの動画を流してください」と懺悔しながら、その後に「オリンピックの選手の過去も全部掘り起こそう…オリンピック、パラリンピックの選手の過去、全部、知りたい。酷いやつは全員クビにしよう」とツイートした。きわどい発言にフォロワーが「そもそも五輪仕切ってる人達は、それらの要件に引っ掛からないのかって話です」、「一連の流れにビビっている人達は間違いなくたくさんいるはず」と共感する一方で、「は? 過去ほじくり返してどうすんだよ あいつ(小山田)は自らいじめを武勇伝のように語ったところにも問題あるんだよボケ」という批判や「今回のことがいじめのひとつの抑止になればと思います」と期待する声も見受けられた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)