ケンジントン宮殿は「3人の子供達に囲まれたダイアナ妃の姿は、彼女の公務による普遍性と世代を超えた影響力を表現するものです」と明かし、「ポートレートと衣装のスタイルは、彼女の人生の晩年に基づいています」と説明した。
宮殿の声明文には、ブロードリー氏による「彼女の温かさと人間性を表現し、世代を超えた彼女の影響力を表現したかった」との言葉も添えられた。
銅像のデザインについて『Daily Express』は、1988年に撮影されたダイアナ妃の写真にそっくりだと伝えている。白いシャツにベルト付きの赤いスカートをはいた妃が、2人の息子の手を繋いでいる様子を捉えたものだ。
式典当日の午後には兄弟が共同声明を発表、「毎日、母が今も私達と一緒にいてくれたらと思っています。私達の願いは、この銅像が母の人生とレガシーの象徴として永遠に見てもらえることです」と述べ、こう続けた。
「母の60歳の誕生日である今日、私達は母の愛と強さ、個性を思い出しています。これらの資質により母は世界中の善を促進させる力となり、数えきれないほどの人々の生活を良い方向に変化させました。」
最後に兄弟は、ブロードリー氏と庭園デザイナーのモリソン氏、プロジェクトチーム、友人や寄付者、そしてダイアナ妃の思い出を守り続ける世界中の人々に向けて、感謝の意を述べた。
なおこの日、ケンジントン宮殿前には英国中から多くの王室ファンが集まった。宮殿のゲートには妃の写真やメッセージ、花束、バルーンなどが捧げられ、訪れた人々がダイアナ妃の60回目の誕生日を祝福した。
The Duke of Cambridge and Duke of Sussex have unveiled a statue to mark what would have been Princess Diana's 60th birthday.@SkyRhiannon says the statue aims to convey her character and compassion.
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— Sky News (@SkyNews) July 1, 2021
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2021年7月1日付Instagram「Today, on what would have been our Mother’s 60th birthday, we remember her love, strength and character – qualities that made her a force for good around the world, changing countless lives for the better.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)