数々のかけがえのない金言をもらったという。「王子様を辞めてからイメージの一人歩きに苦しんでいた」という及川の心が軽くなったのは、美輪からの「人間誤解されて当たり前なのよ」の言葉だったそうだ。出演料をもらった及川だが、美輪にレッスン料を払いたい心境だったという。この頃、故・忌野清志郎さんと音楽ユニット「ミツキヨ」を作り、モヒカンヘアにも挑戦、「嵐のような興奮が続いた」と振り返る。
デビュー20周年の2016年には、NHK朝のテレビ小説『とと姉ちゃん』に出演して全世代から知られるように。今年は25周年で現在51歳の及川は「人生の半分プロフェッショナルとしてやっている。関係者たちやベイベー(及川の女性ファン)たち、男子(及川の男性ファン)諸君に感謝ですね。諦めずに頑張ってくれた過去の自分にも感謝したいですね」と感慨深げに語った。
そんな及川光博は、「歳を重ねてさらに楽しくなったことは?」と聞かれて「人間関係」と回答。「無理して人と付き合わない。友達100人要りません。自分の心に嘘をつかず大人の学園祭をずっと続けていけたらなと思います」と自然体を心がけているようだ。また「若々しくいる秘訣」については「口角を上げる」とアドバイス。「楽しくなくてもいいんですよ。口角を上げて笑顔を作る。笑顔になれぱ自然に心も楽しくなる。第一印象は大切ですからね。印象をセルフプロデュースする。今日が一番若い未来だ!」と力説した。
最後に「ここで一句。『美しく 楽しく歳を 重ねましょう』 季語なし! 笑顔が大事だと思います。承認欲求はほどほどにして自己実現欲求にいっちゃおう。なりたい自分になる。理想をあきらめない」と呼びかけてから「頑張って」とエールを送り、「キラキラしよう、チャオ!」と軽快に降壇した。及川自身も今後も笑顔を大切に、セルフプロデュースして理想の自分を目指していくのだろう。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)