夫のエディンバラ公フィリップ王配の喪中だったため当日はウィンザー城で静かに過ごした。王配が逝去して以来女王は数回公務を行ってきたが、一般市民と話す姿が撮影されたのは今回が初めてだ。
ビデオ通話では、2018年にデヴォン州のエクセターにあるプールで救命士として勤務していた当時、幼い男の子を救ったサラ・ダウンズさん(20)が、女王に受賞時の思い出について尋ねた。
女王は「とても遠い昔のことですね。もちろんバースクラブのプールで行われたということは、はっきりと覚えていますよ」と答え、当時を振り返った。
「実際には自分が何をしているのか、よく分かっていなかったと思います。というのも、私はまだ12歳か14歳ぐらいだったからです。しかしそれは偉大な達成であり、水着の胸にバッジをつけたことを大変誇りに感じていました。とても素晴らしいことだと思いました。」
ロイヤル・ライフセービング協会は、英国で防止可能な数百件の溺死事故が発生したことを受けて、1891年にロンドンで設立された。溺死は現在も世界で防止可能な最大の死因のひとつであり、毎年23万5千人が死亡していると推定される。そのうち約90%は、貧しい国や中所得国で発生しているそうだ。
画像は『The Royal Family 2021年5月10日付Instagram「The Queen’s memories of achieving a Life Saving Award with the Royal Life Saving Society in 1941, aged 14.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)