「祖父を演じているのは、アル・パチーノです。彼は祖父ほど背が高くないわね。写真で見ると、彼は太っていて背が低くてもみあげを生やしている。醜く再現されてるのね。恥ずべきだわ。全く似ていないのだから」と酷評した。
さらに俳優ジャレッド・レトが無造作な髪にライラック色のスーツを着てパオロ・グッチを演じたことに対しても、「恐ろしいほどに酷すぎる。私は今も不快感を抱いているの」と容赦がない。
そんなパトリツィア・グッチさんは「ハリウッドが金儲けをするため、一族のアイデンティティを盗んでいる」と主張、「私達一族には、アイデンティティとプライバシーがある。何でも話し合えるけど、越えられない一線だってあるのよ」と憤慨している。
リドリー・スコットが監督を務めた同作は、サラ・ゲイ・フォーデンの著書『ザ・ハウス・オブ・グッチ(原題:The House of Gucci: a Sensational Story of Murder, Madness, Glamour and Greed)』をもとにしたストーリーだ。
レッジアーニを捨てて別の女性の元へと去ったマウリツィオは1995年、ミラノのオフィス前で何者かに暗殺された。その後レッジアーニは殺し屋を雇い夫を殺害したことで有罪判決を受け、18年間服役している。映画ではレディー・ガガがレッジアーニを、アダム・ドライバーがマウリツィオを演じている。同作は、米国で今年11月に公開予定だ。
画像2枚目は『Lady Gaga 2021年3月9日付Instagram「Signore e Signora Gucci #HouseOfGucci」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)