販売とマーケティング会社の運用管理者としての仕事を失っていた。
「それまでは病気知らずだったのに、1年で2つの病気を患い人生が変わった」と語るアナベルさん。舌の手術から1年以上が過ぎた現在は普通に話をすることができるが、疲れると滑舌が悪くなってしまうという。
アナベルさんは「手術前に医師は、私が術後に舌を噛んでしまうことがないようにと奥歯を3本抜いたのよ。でも奥歯がないとうまく噛むことができないから、今は義歯を入れるのを待っているところなの」と明かし、新しい舌の状態について次のように説明した。
「今もアイスクリームを舐めることはできないの。それに再建された舌からは毛が生えているわ。自分の脚から移植したからでしょうけど、変な話よね。」
「そして一番悲しいことは、きちんとキスができないことかしら。驚くかもしれないけれど、これって本当に大切なことなのよ。」
ちなみに病気だったアナベルさんを支えたのは、2人の息子と2018年に知り合ったパートナーのダリルさん(Daryl)だそうで、「どんな状況に陥っても、彼らは私を支えてくれたの。『手術後はこれまでと全く同じようにはいかない』という覚悟はできていたけど、彼は私としっかり向き合ってくれた。だから私も常に前向きでいられたのよ」と声を弾ませた。
現在アナベルさんは、人生に対して的確なアドバイスをするライフコーチとして、またNLP(神経言語プログラミング)のプラクティショナーとしてコーチングや自己啓発の分野で活躍しており、「自分の経験が少しでも他の人の助けになれば、これ以上嬉しいことはない」と語っている。
画像は『Metro 2021年4月12日付「Mum left with hairy tongue after doctors reconstruct it with skin from leg to remove cancer」(Picture: Jam Press)』『The Sun 2021年4月12日付「TONGUE TIED Mum’s shock at HAIRY tongue after cancer ate away at it and it was rebuilt from her leg」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)