17日にTwitterで渡辺直美“仮装プラン”について「眩暈がした。撤回になってよかった」とホッとしつつ「本当にやっていたら日本のイメージは致命的に悪くなっただろう…てか、案に出るだけで…」と憤りを露わにしていた。他にもTwitter上では「何より謎なのは、クリエーティブディレクター氏が『オリンピッグ』をおもしろいと思ったこと。どこをどうおもしろいと思えというのか?」、「ロンドンオリンピックではエリザベス女王とジェームズ・ボンドがスカイダイビングしたのに日本はコレなの?と思うと泣けてくる」といった声が飛びかっている。
渡辺直美は昨年7月にゆりやんレトリィバァと組んでレディー・ガガがアリアナ・グランデとコラボした『Rain On Me』のミュージックビデオをパロディーにしたところ、それを見たレディー・ガガからTwitterで「Love this!!!」とリアクションがあり、本家に公認されたと話題になったものだ。それほどのパフォーマンスができる渡辺直美を「オリンピッグ」のダジャレで仮装させようという発想に違和感を覚えた人は多いのではないか。
一方では「渡辺直美の立場からするとこの騒ぎは色々不利益じゃないのか?」とアメリカ進出を見据えた渡辺にとって、余計な情報が加わることで海外での活動に影響を及ぼすことを懸念する声もある。また昨年3月に佐々木氏がLINEで提案したものが今になって報じられ、このような騒動になったことから「SNS利用者が秘密警察になると、ネットで率直な話ができなくなる」とSNSの怖さに警鐘を鳴らす声もあった。
ちなみに佐々木宏氏は18日に公表した謝罪文のなかで、渡辺直美を仮装させるアイデアをLINE上で書いてメンバー全員に意見を求めたところ「すぐにMIKIKOさんから『ピンとこない』と指摘を受けた」と明かしている。MIKIKOさんは、PerfumeをはじめBABYMETALの一連の楽曲や“恋ダンス”がブームを巻き起こした星野源の『恋』など人気アーティストの振付を手掛ける演出振付家だ。『文春オンライン』でそのMIKIKOさんがオリンピック開閉会式演出チームを辞任したと報じて注目を集めており、この件も波紋を広げそうだ。
画像2、3枚目は『渡辺直美 2020年7月27日付Instagram「Rain On Me パロディMV見てくださった皆様ありがとうございます」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)