「このマスクは通常のマスクの代替品ではありません。今までの対策にプラスすることで、ウイルスに対する保護力を強化するための物です」と強調している。

「特にレストランでの食事や長時間のフライト、歯科医院での治療など、他人と一定の距離を保つことが難しい場合に大きな力を発揮するでしょう」と明かす研究者たちは現在、鼻だけマスクを生産する会社と協議を進めているという。

使用例を収めた動画がTwitterに投稿されると、一部のユーザーからは「良いアイディアかも。鼻をしっかりと覆うようにマスクを付けていない人が多いからね」「何もないよりはましだよね」と肯定的な意見も見られるが、大半の人は「ピエロかな？」「口から感染しちゃうでしょ」「日を追うごとに世界はおかしくなっていく」などのコメントもあり、多くの人がピエロの画像を投稿していた。

驚きのアイディアだが、実は日本で既に商品化されている。岐阜県の会社「若杉エンタープライズ」が2019年から発売しているもので、花粉症の人が食事中にも付けられるマスクとして注目を浴びていた。馴染みのない見た目により装着するのに抵抗があるが、楽器演奏者が演奏中にも装着可能ということで人気があるようだ。鼻だけマスクが常識になる日は、そう遠い未来ではないのかもしれない。

Researchers in Mexico have made a nose-only Covid mask, which they say reduces the risk of infection of coronavirus during eating and talking. pic.twitter.com/ArUEGZaJj3

— CBS News (@CBSNews) March 24, 2021

画像は『New York Post　2021年3月24日付「Researchers create nose-only COVID-19 masks to wear while eating」（REUTERS）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）