女の子はトニーさんに向かって「親切な方、大好きよ」と丁寧な言葉遣いで伝えた。これには思わず涙してしまったというトニーさんも「僕も大好きだよ。君はもう大丈夫。もうすぐ助けが来るからね」と答えたという。
警察が来るまでにFacebookのライブ動画で女の子を知っている人がいないか尋ねてみたが、誰も名乗り出る人はいなかった。そして警察が到着し、女の子は病院に連れていかれた。
自身を7歳だと明かした女の子は、警察とトニーさんに対して「自分で家を出たの。ママとパパのいる家には戻りたくない」と話したという。
トニーさんは「この子が1人で雪の中を泣きながら歩いているのを、誰も見なかったのか? 誰1人として手を差し伸べなかったなんて信じられないよ。冷え切った身体からして、5分やそこらの短い間じゃなく長時間外を歩いていたはずだ」と怒りをあらわにしている。
エングルウッドで議員を務めるステファニー・コールマンさん(Stephanie Coleman)は「今回この女の子の命を救ってくれたトニーさんに、『あなたは天使のようだ』と感謝を伝えました。ヒーローであるトニーさんに敬意を払います」と明かした。
警察によると女の子の家と両親を特定することができたそうで、当時に何があったのかを捜査中だという。その間、女の子は児童保護サービス「Department of Children & Family Services(DCFS)」で保護されている。
テックインサイトでは捜査に進展があり次第、続報をお届けする予定だ。
画像は『WGNTV.com 2021年2月18日付「Man rewarded for finding 7-year-old girl roaming streets of Englewood alone」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)