代わりにジーン・テレルが加入している。1976年、フローレンスは冠動脈血栓のため32歳で他界。2人の新メンバーと共に活動を続けていたメアリーは1977年にシュープリームスを脱退すると、同時にグループも解散した。
そんなメアリーは1986年に出版した伝記『Dreamgirl: My Life As a Supreme』が『New York Times』が選ぶベストセラー作家に輝き、また1988年にはシュープリームスがロックの殿堂入りを果たしている。
2019年には米テレビ番組『Dancing With The Stars』に出演しダンスを披露。亡くなる2日前にはYouTubeで動画を公開し、ソロの新作をリリースする予定だと伝えたばかりだった。
メアリー・ウィルソンの突然の訃報を受け、シュープリームスの創立メンバー、ダイアナ・ロスが自身のツイッターで追悼の意を表した。
「このニュースで目が覚めました。メアリーのご家族にお悔やみ申し上げます。毎日が贈り物であることを思い出させてくれました。一緒に過ごした時間は沢山の素敵な思い出です。シュープリームスは、私達の心に生き続けます。」
そしてモータウン・レコードの創設者ゴーディ氏は、このように声明を発表した。
「モータウン・ファミリーの主要メンバーであるメアリー・ウィルソンの死に、非常にショックを受けて悲しみに暮れています。シュープリームスは、自分達や他のモータウンのアーティスト、そして多くの人々への扉を開き、私はいつもメアリーを誇りに思っていました。彼女は生まれながらのスターでした。何年にもわたり、シュープリームスの遺産(レガシー)をより強固にするために努力し続けてきました。メアリーは私にとって特別な人。先駆者であり歌姫だった彼女の死は、深く惜しまれることでしょう。」
画像は『Mary Wilson 2019年10月2日付Instagram「Life’s Been Good To Me!」、2019年11月26日付Instagram「just some shots behind the scenes from last night’s @dancingabc finale!!」、2016年2月22日付Instagram「Missing my friend Florence, who sadly passed away 40 years ago today.」』『Ms. Ross 2020年2月9日付Twitter「I just woke up to this news」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)