安価でトレンディーな「ファストファッション」は若者を中心に人気だが、近年は良質で長持ちし地球に優しい「スローファッション」への関心が高まっているという。そんななか、あるファッションブランドが始めた「100日間ドレスチャレンジ(The 100 Day Dress Challenge)」が注目されている。実際にチャレンジに挑戦した女性の声を『Mirror』『NDTV.com』などが伝えた。
米マサチューセッツ州ボストン在住のサラ・ロビンソン=コールさん(Sarah Robbins-Cole、52)は昨年9月16日、100日間連続して同じドレスを着て過ごすという「100日間ドレスチャレンジ」を開始した。
これは米オレゴン州ポートランドを拠点とする衣料ブランド「WOOL&」が行っているもので、参加者が着用するのは羊毛の中でも最高級のメリノ種(メリノウール)を使用した同ブランドの長袖ひざ丈のドレスだ。
ルールはいたって簡単で、同じドレスを一日8時間、100日間着用し、ドレスを着た自分の写真を毎日SNSなどに投稿する。ドレスは洗濯OKで、他のアイテムと合わせて自由にスタイリングができる。こうして100日のチャレンジが完了したことが確認されると、「WOOL&」で使える100ドルのギフトカードが贈られる。
サラさんが「WOOL&」のチャレンジに魅力を感じたのは、ブランドがSNSに綴ったこんな言葉だった。
「ファストファッションではなく、本当に必要な物を見極めて欲しい。」
「洗濯・乾燥の時間やゴミが減り、地球にも優しい。」
「人は着るもので判断されることはないことを肌で感じて欲しい。」
大学の礼拝堂の牧師をする傍ら、教育リーダーシップの修士号を取得するために大学院で勉強中だというサラさんは「やってみる価値はある」とすぐに行動を起こし、