さらに札束をもう1つ手渡したのだ。

営業中はジミーさんも手伝っており、ハンバーガーを入れる紙袋に1つずつ札束を入れていく様子や、2～3の札束をまとめて渡す様子も映っている。外で待つ客へもハンバーガーや現金を配り、もらった人たちは悲鳴をあげて大興奮だ。

またジミーさんの気まぐれで、複数の札束とAirPodsが3個も入った紙袋を受け取った人は「待ってくれよ！　AirPodsがたくさん入ってるぞ！」と驚きつつも、終始笑顔で喜んでいた。

さらに待っている間に当て逃げされ車に大きな傷ができてしまった人に対して、ジミーさんは「今朝プレゼント用の車を知り合いから購入したんだ」と明かすと、その車をすぐ店に持ってこさせた。そして傷ができた車に乗っていた女性に「この車をプレゼントだ」と伝えると、女性は喜びのあまり思わず泣き出してしまった。

日が落ちてあたりが暗くなっても行列は絶えず、20マイル（約32キロ）にわたって車の列が続いた。あまりの行列に地元警察が出動する事態となり、早めにお店を閉めることにしたジミーさん。最後の客にはハンバーガーと両手いっぱいの札束がプレゼントされた。

大反響を呼んだジミーさんのハンバーガーショップは、全米に300店舗をオープンすると今月20日にTwitterで公表された。店内で飲食はできないが、アプリで注文し配達してもらうというシステムを採用している。なお今後は無料提供ではなく他のお店同様に販売する形になるが、売り上げはチャリティー団体に寄付されるという。

ジミーさんはTwitterのプロフィールに「死ぬまでに世界をより良いものにしたい」と記しており、今後はアメリカだけでなく海外にも店をオープンしたいと意気込みを語った。

画像は『Dexerto　2020年12月20日付「What is MrBeast Burger? YouTuber opens up restaurants with free food」（YouTube: Mr Beast）』『MrBeast　2020年12月20日付Twitter「I just launched 300 restaurants nationwide!」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）