映画『007』シリーズで初代ジェームズ・ボンドを演じた俳優ショーン・コネリーが、90歳で他界した。バハマ諸島の自宅でコネリーの最期を看取った妻ミシュリーヌさん(91)は、夫の最期の瞬間や45年連れ添ったショーンへの愛を語った。『Daily Mail Online』が報じている。
英『BBC News』は現地時間10月31日、ショーン・コネリーが亡くなったことを家族が発表したと伝えた。90歳だった。バハマ諸島の自宅で家族見守られる中、就寝中に静かに息を引き取ったという。妻のミシュリーヌさんは、のちに夫が認知症を患っていたことや最期の瞬間について明かした。
ショーンは1962年に女優ダイアン・シレントと結婚、現在は俳優として活躍するジェイソン・コネリーが1963年に誕生するも、1973年に離婚した。そして1975年、モロッコ系フランス人の画家ミシュリーヌ・ルクブルンさん(Micheline Roquebrune)と再婚した。ミシュリーヌさんとショーンは、1970年にゴルフトーナメントで出会ったという。
夫婦として45年間連れ添ったミシュリーヌさんは、夫ショーンの最近の健康状態や最期の瞬間について『Daily Mail Online』にこのように語っている。
「彼は人生を楽しんでいるとは言えなかった。最後の方で彼は自分自身を表現することもできなかったのです。少なくとも彼は眠るように亡くなりました。とても穏やかでした。」
「私は夫とずっと一緒にいたのに、彼は逝ってしまった。でもそれが彼の望みだったのです。認知症を患っていたこともあり、騒ぎ立てることなくひっそりと逝くことが彼の最後の願いだったのです。」
「夫はゴージャスで、私達は一緒に素晴らしい人生を歩みました。彼は男性の模範でした。彼がいないと大変なことになるのは分かっています。でもそんなことが永遠に続くことなんてできません。彼は安らかに旅立ったのです。」
ショーンは1930年に英スコットランドの首都エディンバラで誕生した。13歳で牛乳配達員として働き始め、16歳でイギリス海軍に従事するも健康上の都合で除隊、その後は肉体労働や美術学校のモデルなどで生計を立てた。ボディビルで鍛えたショーンは身長188cmの体躯を生かして、