耳血腫により耳介が変形した耳を治療し、いくつかの腫瘍を切除しなければならなかったそうだ。
「ラムチョップには手術が必要だったので、すぐ家に連れて帰ることはできませんでした。ワシントン郡は医療基金の中からかなりの額を治療に費やしてくれました。」
ラムチョップはパピーミルでの酷い経験で精神的にも傷つき、一時は人を怖がったり他の犬との接し方も分からなかったという。クリスティンさんに引き取られ、愛情のこもった家庭で過ごした時間が不安を克服するのに役立ったようだ。
クリスティンさんはラムチョップを内気な犬を訓練する教室に登録し、トレーナーと協力して人を信頼することを学ぶ手助けをした。その甲斐あってか、現在は留守番もできるようになったという。
現在のクリスティンさんとラムチョップは、ペットショップとパピーミルの繋がりを暴露しペットを引き取ることの重要性を教える非営利団体「Bailing Out Benji」に協力している。
クリスティンさんは「パピーミルを閉鎖するには、人々が彼らから動物を買うことを通じて資金提供することを止めることです。私はいつも言っていますが、ラムチョップが経験してきたことを考えると“とても勇敢で回復力がある犬”だと思うって。生きることに驚くほどの喜びを持っていますよ」と誇らしげに語った。
画像は『Metro 2020年10月3日付「Puppy mill survivor who suffered debilitating anxiety crowned World’s Cutest Rescue Dog」(Picture: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)