このクロコダイルの行動について「とても珍しいことで、とても危険である」と地元紙に語っている。
「このような大型のクロコダイルが大きな波を立てながら泳いだり、他のオスを追って水面高く身体を出して泳ぐのを見たことはありますが、これほどまでに早いスピードではありませんでした。」
「もしかしたら他のオスが周りにいたか、オスの性ホルモンであるテストステロンで満たされていて怒っていたのかもしれません。私なら確実に(ロバートさんのように)落ち着いてはいられませんね。」
デイヴィットさんによると、クロコダイルは時速29kmのスピードで泳げることが確認されているそうだ。
クロコダイルに遭遇したロバートさんは、当時の様子をこのように明かしている。
「私のことを品定めしていて、ボートを攻撃してくるのではないかと思いました。幸運にもそうはなりませんでしたが。」
「最初は水面から浅いところにいましたが、その後ボートの下にしばらく潜りこんでいたのです。」
「クロコダイルはうなり声をあげて、私を見ていました。3.5mの小さな船に乗った自分の真横をクロコダイルが泳いでいたんです。興味深かったですね。」
ロバートさんはそのクロコダイルの姿をビデオに収めたが、ボートのサイズからクロコダイルの全長は4.5mほどと推測されている。
ちなみにクイーンズランド州北部に多数生息する野生のワニによって、犬などが襲われるケースも少なくない。昨年にも飼い主の目の前で犬がイリエワニに襲われる悲惨な事故が起きていた。
画像は『LADbible 2020年9月11日付「Enormous Saltwater Crocodile Races Boat In Far North Queensland」(Credit: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)