傷口を洗い流してから地元の「セントルーシー・メディカル・センター」で治療を受けた。脚を60針、左人差し指を5針縫う怪我で「ワニの歯跡が12か所もあってね。痛みが酷いけど、もし小さな子供やペットだったら助からなかっただろうね」と安堵した様子で語った。
ワニはのちにフロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)が委託する捕獲業者によって捕らえられ、ワニ農場に移されており、体長は約2.4メートル(8フィート)、体重は約113キロ(250ポンド)もあったという。
マークさんは「捕獲業者には『あなたは本当にラッキーでしたよ。目を突いて反撃しても助からないこともありますから』と言われたんだ。ヘビに出くわすことはよくあるけど、まさかワニに襲われるとはね。あの日のことは一生忘れないよ」と笑った。
実はマークさん、ある計画を立てているそうで最後にこう明かした。
「実は今回の経験を絵にしようと思ってね。もうキャンバスを注文してあるんだ。襲われた体勢、自分の足やワニの位置、全て頭に入っている。それにワニの歯は真珠のような白さで汚れがなく、目は緑色だったよ。」
なおFWCはワニが人を襲うのは稀だとしながらも、フロリダ州では1948年から2019年4月までにワニによる襲撃が413件報告されており、そのうち病院での治療が必要だったケースは283件、亡くなったのは25人だという。
画像は『WPTV.com 2020年9月18日付「Port St. Lucie man attacked by 8-foot alligator while walking dog」』『TCPalm 2020年9月14日付「Florida man survives alligator attack, but with 65 stitches. Here’s how he got away.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)