「エドのエレキギターの上手さに衝撃を受けた。エリック・クラプトンのように聴こえる瞬間があったんだ。僕もギターを弾くけど、13歳であんなに演奏できるなんて、最初から才能があったことは間違いないよ」と話している。
エドは自叙伝『Ed Sheeran: A Visual Journey』で「2004年、僕は初めてのアルバムを制作した」と明かし、アルバムの内容について詳しく綴っていた。
「14曲収録で、すべて韻を踏んだ楽曲なんだ。ある歌詞では“I’m a typical average teen if you know what I mean.”(僕は典型的な平均的なティーン、分かるよねこの意味)って感じでね。」
「たぶん全部で20枚あって、僕が19枚持ってるよ。ほかの誰にも、このCDを手に入れて欲しくないんだ。」
『Spinning Man』に収録した14曲は全曲ラブソングで、同アルバムはエドが13歳当時の初恋の相手クレアさんへの想いを込めたものだという。
「とても純潔な恋だったな。手を握っただけだった。わりと長続きしたよ。そして、初めての衝撃的な別れが訪れた。その経験に基づいて、たくさんの歌を作ったんだ。僕の初めてのラブソングをね。」
貴重なデモ音源のオークション出品について、エドの代表者は「エドのデモ音源『Spinning Man』にはすべてステッカーが貼られています。ステッカーがないCDは、公式に偽造品として扱われます」との声明を発表した。
なおエドは2017年3月から2019年8月までに開催したワールドツアー『DIVIDE』で、世界ナンバーワンの集客数と売り上げを記録した。2020年の純資産は推定2億ポンド(約278億円)にも上り、英紙『Sunday Times』の英国長者番付「リッチリスト」2020年版では「30歳以下の国内ミュージシャン部門」で2年連続の1位を獲得している。
画像は『Ed Sheeran 2019年8月18日付Instagram「Leeds night #2 ! 」、2019年8月28日付Instagram「Ipswich night #4 ! 」』『Omega Auctions 「ED SHEERAN ‘SPINNING MAN’ 2005 DEMO CD」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)