海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】身体の1.5倍の腫瘍を抱え「死産の可能性が高いから中絶を」と言われた赤ちゃんが1歳に(豪)

帝王切開で約992グラムのザリヤちゃん(Zalya)を出産した。数日後にはザリヤちゃんの手術が行われ、出生体重の1.5倍もある約1475グラムの腫瘍が摘出された。手術には大量の輸血が必要で、ザリヤちゃんは心停止を起こし、一時は危険な状態に陥ったもののなんとか持ち直した。

集中治療室に入院していた頃のザリヤちゃん(画像は『Mirror 2020年8月19日付「Baby born with tumour bigger than her now thriving after parents refuse abortion」(Image: MDWfeatures/ Lenai Schier)』のスクリーンショット)

夫妻がザリヤちゃんを初めて抱くことができたのは出生から10日後で、ラナイさんは「初めてザリヤを腕に抱き、夫と2人で泣いたのを覚えています。ザリヤは本当に小さく、愛おしい気持ちでいっぱいになりました」と明かしている。

生後10日でザリヤちゃんを抱っこすることができた夫妻(画像は『Mirror 2020年8月19日付「Baby born with tumour bigger than her now thriving after parents refuse abortion」(Image: MDWfeatures/ Lenai Schier)』のスクリーンショット)

ザリヤちゃんは生後5か月になって、初めてダーウィンの自宅に戻ることができたという。

ラナイさんはもうすぐ1歳2か月になるザリヤちゃんについて、こんな思いを明かしてくれた。

「幸いなことに腫瘍は良性で、臓器への影響はありませんでした。仙尾部奇形腫は女児の発症が多いそうで、医師は再発を防ぐためザリヤの尾骨を切除しています。今後も定期的な血液検査や診察が必要ですが、ザリヤは2歳の兄と毎日楽しく遊んでいます。まだハイハイや歩くことはできませんが、一度は中絶を勧められたあの子が1歳を迎え、元気に成長してくれたことを心から嬉しく思っています。」

なおラナイさんは、胎児が仙尾部奇形腫と診断された母親をサポートする活動を行っており「ザリヤに望むことはハッピーで、健康でいて欲しいということです。そしていつの日か、仙尾部奇形腫のサバイバーとして、自分の経験を語ることができるようになったら素敵ですね」と語っている。

画像は『Parent Herald 2020年8月20日付「Premature Baby Born with Tumor Bigger than Her, Now Thriving [Parents Refused to Abort Her]」(Photo: Instagram/naibaybay)』『Mirror 2020年8月19日付「Baby born with tumour bigger than her now thriving after parents refuse abortion」(Image: MDWfeatures/ Lenai Schier)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ザリヤちゃんの体重の1.5倍もあった腫瘍(画像は『Mirror 2020年8月19日付「Baby born with tumour bigger than her now thriving after parents refuse abortion」(Image: MDWfeatures/ Lenai Schier)』のスクリーンショット)

1 2