医師らは緊急で髄液を外へ出す手術を行った。
妻サマンサさん(32)と結婚式専門の写真店を経営しているクリスチャンさんは「エリオットの容態は安定していますが、近いうちに脳内の腫瘍をできる限り取り除き、その後は化学療法で治療する可能性が高いようです。ただはっきりしたことは検査の結果が出る3~4日後にならないとわかりません。面会は1人しかできないので、家族で病院の近くのホテルに滞在し、妻と交替で息子のそばに寄り添っています。他の4人のきょうだいはエリオットに面会することはできないのです」と語っている。
さらにクリスチャンさんは「エリオットはいつも自分より他の子のことを考える、前向きで明るい性格です。でも今はかなりへこんでおり、家族みんなに会えなくて寂しがっています。今は私たち家族にとっては試練の時なのです」と述べたうえで、こんな嬉しいニュースを明かしてくれた。
「実はエリオットのことを聞いた学校のクラスメートや保護者らが、クラウドファンディングサイト『JustGiving』で治療費や家族のホテルの滞在費などの寄付を呼びかけてくれたのです。『エリオットの優しさに今度は僕らが応える番だ』とね。エリオットが病気の子供たちにしてきたことが、こんな形で返ってくるなんて思いもしませんでした。温かい支援には本当に感謝しています。」
なお約6万9千円(500ポンド)をゴールに掲げていたサイトには、5日間で約95万4千円(6882ポンド)が集まっており、エリオット君がおもちゃを寄付したロイヤル・コーンウォール病院のFacebookには、「JustGiving」のリンクとともにこんなメッセージが投稿されている。
「これまで私たちの病院の子供たちのために募金活動をしてくれたエリオット君が、急に病気になってしまいました。彼と家族は私たちにとって特別な存在です。今度は私たちが彼を助ける番です。私たちはエリオットと家族に勇気と強さと希望を贈ります。どうか彼らへのサポートをお願いします。」
画像は『RealFix 2020年7月31日付「Eight-year-old who raised cash for sick children now needs help himself after heartbreaking diagnoses」』『Cornwall Live 2020年7月30日付「Selfless boy who gave away Christmas presents is diagnosed with brain tumour」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)