子供達の質問に答えた。
「テニスを仕事に選んだのはなぜ?」
「唯一、得意なことだったから。テニスをするのは楽しかったしね。とてもラッキーだったよ。」
「最初に試合したのはいつ?」
「7歳だったかな。ルールも知らなくて。でも、点を取り続けたよ。」
マレー選手は妻のキム・シアーズさんとの間に2人の子供を持つ父親である。ロックダウン中は子供達に自宅学習をさせることは難しかったが、同時にとても楽しんだという。またテニスを10週間ほどプレーできなかったが、代わりにロードバイクに初挑戦したことも明かした。
キャサリン妃はマレー選手に、子供達がテニスを上達する秘訣やウィンブルドンが試合中止になったことをどう思うかなどを尋ねた。
「楽しむことが一番大切だよ。楽しむことと、コーチの言うことを聞くこと。君達の年齢ではこの2つが最も重要だ。試合をするなら、本気で立ち向かえ。勝ち負けが重要ではなく、スポーツを楽しんで活動的でいることの方がもっと大切なんだ。プロになると、ちょっと違うけどね。」
「年を重ねるにつれて、大きな大会にあと何回くらい出場できるのかと思う。だから、ウィンブルドンが試合中止になったことは、とても残念だよ。」
「旅行したり、友人や家族に会いたいな。何か月も会っていないから。今みたいな困難な状況を乗り越えた時、当たり前だと思っていたことを感謝するんじゃないかな。いつかその機会が来れば、友人や家族とたっぷり時間を過ごすよ。」
キャサリン妃は「その通りですよね。その時がすぐそこに近づいていることを願っています」と答え、ビデオ電話での交流は終了した。妃は2018年1月、今回ビデオ電話を行ったボンド小学校を訪問、コーチがマートンとワンズワース地区の児童に無料のテニスセッションを提供する「ウィンブルドン・ジュニア・テニス・イニシアティブ」の活動を視察している。
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年7月10日付Instagram「Game. Set. Match.」、2018年1月17日付Instagram「Today The Duchess of Cambridge visited Bond Primary School to see the work of the @wimbledonfdn Junior Tennis Initiative, who provide free tennis coaching and activities to local schools.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)