ボウイと仕事をした時に彼の口から驚くような言葉を聞いた。
「ボウイは、そんなことは考えたことがないと言ったよ。自分が何を感じているのか、何を見ているのかを考えるだけだってね。どの観客が自分のことを好きになるかなんて、気にしたことはないってね。」
驚いたロジャースは「なんてことだ。白人に生まれてくるのは、凄いことに違いないね」と思わず言ったという。しかしボウイは気分を害する様子もなく、言葉の意味を完全に理解してくれたそうだ。
Apple MusicとThe Ivors Academyは、イギリスのアーティストが著名な人物から1年間のインターシップを受けることができる新しいスキームを設立した。その一環としてメンターを務めるロジャースは「歌の感情的なメッセージに共感し、表現する才能がある」と惚れ込んだソウルシンガーソングライター、アマーラ(Amahla)の指導を行っているという。
「ちょっと前に、これはヒットするぞって曲を書いていたんだ。それを彼女に渡して、“もっと良い曲にすることができるかな”って言ってみた。そうしたら彼女はチャレンジしてくれたんだ。」
画像は『David Bowie 2019年10月6日付Instagram「David Bowie photographed by @greggormanphoto in 1982.」』『Nile Rodgers 2019年11月5日付Instagram「Wearing @jpgaultierofficial designed and signed @wearefamilyfdtn 2019 tee in my #apartment.」、2020年7月6日付Instagram「Proud to be part of the #TheIvorsRisingStar mentorship program with @IvorsAcademy & @AppleMusic.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)