さらにこう続けた。
「私は当時のボーイフレンド―つまりこのお腹の子の父親ね―と別れたところだった。で、その後にリリースしたアルバムが、飛ぶ鳥を落とす勢いになることを楽しみにしてたのだけど、アルバムセールスはそうはならなかった。」
「世間からの評価も得られなくなった私は、とうとう壊れてしまったってわけ。」
しかしケイティはそんなどん底だった時期を振り返り、感謝の気持ちを持つことで救われたこと、また辛い経験は自身の成長にとって必要不可欠だったことを次のように明かしている。
「壊れてしまったことで、自分という人間を全く別の角度から見つめ直すことができたわ。それはとても貴重な経験だった。絶えずがむしゃらなポップスターとして生きる以外に、もっと深みのある人間になれるチャンスだった。」
「私を救ってくれたのは、感謝の気持ちを持つことだったわ。もしそれが見出せずにいたとしたら、あのまま悲しみに溺れながら飛び降りていたんじゃないかしら。でも私は、感謝の気持ちを持つことで道を見つけることができた。」
夢を諦めないこと、自分というかけがえのない存在を信じることの大切さを歌った応援ソング『Daisies』を先月リリースしたケイティは、
「私達は世界に70億人以上いる中のかけがえのない1人で、それぞれが強みやレジリエンス(逆境に耐え、回復する力)を持っている。」
「夢に向かって頑張るあなたの“サウンドトラック”になってくれれば嬉しい。」
と語っていたが、この日のインタビューでも
「自分がこの世に生を受けたのには意義や理由があり、自分は他では代えのきかない唯一無二の存在であると信じている。」
と力強く述べた。
どん底から這い上がり、希望の光を見出したケイティ・ペリー。そんな彼女が今度は母親として、そしてアーティストとしてもさらに深みを増し、今後ますます魅力を放っていく様子をファンは楽しみにしていることだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)