シャドウのお腹になんと10匹以上がいると判明し、同日午前7時に緊急帝王切開が行われることになった。同獣医は「私たちは子犬たちの心拍をただちに確認し、シャドウにとって最高の結果になるように祈ったわ」とのちに語っている。
直ちに進められた帝王切開において、獣医らはシャドウが出産によって大量の出血をしていることを発見。シャドウは卵巣子宮摘出の必要にせまられたものの、なんとか命を取り留めた。
その後、10名の獣医と看護師らによって45分以上かけて行われた帝王切開の結果、シャドウからは新たに18匹が取り出され、合計21匹の子犬が誕生した。21匹のうち残念ながら3匹が死産であったが、生き残った18匹はシャドウが飼い主と自宅療養を続ける間、同病院にてケアを受けたそうだ。
シャドウの飼い主のルーク・ベリーさんによると、子犬たちも現在は自宅で過ごしており、ママになったシャドウはよくやっているとのことだ。
「こんなにたくさんの子犬がくるなんて思いもしなかったよ。」
「とても驚いたよ。シャドウは本当によくやった。今、僕らは24時間のシフト体制で(子犬たちに)えさをやっているよ。」
そう語ったルークさんだが、18匹の奇跡の子犬たちを家に連れ帰りたいとすでに何人かが興味を示しているとのことである。
画像は『7NEWS.com.au 2020年4月22日付「Queensland Neapolitan Mastiff gives birth to record Australia puppy litter」(Credit: Animal Emergency Service/Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)