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writer : ac

【海外発!Breaking News】「大好きな女性に会いたい」97日かけて里親のもとへと旅した犬(米)<動画あり>

心の病気を抱え、殻にこもっていた犬“ゼルダ(Zelda)”は、里親の女性のもとで初めて心を開き自信を取り戻した。女性は里親としての役目を終えゼルダを一度は手放したが、女性のことが忘れられなかったゼルダは新しい飼い主のもとから逃げ出し、女性に会いたい一心で旅を始めたのだった。『StarTribune.com』『The Dodo』などが伝えた。

米ミネソタ州東部セントポールに住むセネカ・クルーガーさん(Seneca Krueger)が、メス犬の“ゼルダ”と初めて会ったのは昨年8月のことだった。セネカさんは心理療法士として働くかたわら、保護された犬を一時的に預かる里親ボランティアを12年間続け、これまでに30頭を世話してきた。しかしそんなセネカさんにとっても、心を閉ざして怯えきったゼルダのケアはこれまでになく大変だった。

セネカさんは、ゼルダがやってきた頃のことをこう振り返っている。

「ゼルダはうちに来る前に他の里親のもとで暮らしていたの。でも心の病気は一向に改善しなくて。当初は抗不安薬を処方されていて、一日中ベッドの下に隠れているか、同じ場所を同じスピードで歩き回るペーシングをしていたの。ただリードをつけるとリラックスしているようだったから、最初の2週間はずっとつないだままでトレーニングを続けたの。」

「2週間後にはゼルダへの投薬を止めたわ。そうしたらペーシングも減って、ベッドの下から出てくるようになったの。ゼルダが初めてしっぽを振ったのは2か月後で、4か月経つと吠えたり遊んだりするようになったわ。それでも大きな音がしたり、知らない人がやってくると怯えていたわね。」

「ゼルダのためにできる限りのことをした」と語るセネカさんは、少しずつ自信を取り戻していったゼルダを我が子のように可愛がり、引き取ってから5か月後の今年1月に「もうこの子は大丈夫」とゼルダを手放す決意をした。

新しい飼い主は自宅から約35キロ(22マイル)離れたミネソタ州カーバー郡チャンハッセン(Chanhassen)に住んでおり、

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