左脚2本を失ったことで精神的にも身体的にも辛い日々が続いた。しかしデュースは日に日に強さを見せてドメニクさんを驚かせた。
ドメニクさんはデュースについて、こう語っている。
「デュースはゆっくりですが確実に回復し、リハビリで残った右脚2本で身体を支えられるようになると、その後は歩くことや走ることも可能になりました。その動きは驚くほど強く安定していて、義足や補助輪も必要ないようです。それにとてもすばしっこく、バランス感覚も抜群です。右脚だけで走るなんて普通では考えられないでしょうが、デュースは4本脚のほかの犬たちとちっとも変わりません。デュースの強さには本当に感心させられるばかりです。」
さらに驚くことに、デュースはサイラスやラッキーと一緒に認定セラピー犬としても活躍しており、毎週フィラデルフィアの小児病院「チルドレンズ・ホスピタル・オブ・フィラデルフィア(Children’s Hospital of Philadelphia)」と、手足を切断した患者のためのクリニックがある「ブライン・マウル・リハブ病院(Bryn Mawr Rehab Hospital)」を訪れているという。
ドメニクさんは「3頭には同じような障がいを持つ人たちをインスパイアする存在になって欲しいと思っているのです。なぜなら3頭は『どんな逆境であっても乗り越えることは可能である』というシンボル的存在であり、患者にとってはヒーローなのですから」と述べ、こう続けた。
「3頭の逞しさを目の当たりにし、私の人生も大きく変わりました。あの子たちは私にとってもかけがえのない存在なのです。」
なおドメニクさんはInstagramに3頭の動画や写真を投稿しており、家でリラックスしたり、病院前で誇らしげにポーズをとる2本脚の犬たちの姿を見ることができる。
画像は『Lucky & Cyrus & Deuce 2020年4月10日付Instagram「Yesterday, we shared Lucky’s before/after pictures — today, it is Deuce’s turn.」』『Metro 2020年5月1日付「Dog defies the odds by living his best life on two legs」(Picture: Domenick Scudera/SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)