現在イギリス国内では、多数の人が集まる映画館や美術館、ジム、図書館などが閉鎖されている。そんな中、閉館中の図書館で働く清掃員がやらかしてしまったあるミスが話題を集めている。
舞台となったのは、イギリスのサフォーク州にあるニューマーケット図書館。例に漏れず閉鎖対象となったこの図書館では、来館者が一人もいないこの機会を利用して大掃除をすることに決めた。この清掃メンバーの中に、普段から熱心に働く真面目な清掃員がいた。今回の清掃が始まってから、掃除の進み具合を時々チェックしていた図書館のスタッフは「いつも以上にキレイにしてくれていました」と話しており、安心したスタッフは図書館が所有する約1メートル幅の本棚、18.5台の清掃もこの清掃員に任せることにした。本の総数は明かされていないが、膨大な数だということは容易に想像できる。
本棚の清掃が終わると、図書館のスタッフはあることに気づいた。なんと本がすべて大きさの順番に並べられていたのである。イギリスの図書館でも日本と同様、本の並べ方にはジャンルごとの分類やアルファベット順に並べるなどのルールが設けられている。そのルールを知らなかったのか、単にすっかり忘れてしまっていたのか、この清掃員が全ての本を背の順に整理してしまったのだ。清掃している間もソーシャルディスタンスを保つ必要があったため、作業中の同清掃員の周りに誰もいなかったことが仇となってしまったようだ。
しかし「不幸中の幸い」とはこの出来事にピッタリの言葉であろう、図書館はもうしばらく閉鎖が続くため、