こう続けた。
「一家の中でもウジアンと小さなベラニは隣人たちに興味津々で、カワウソたちとの間に特別な絆が生まれているようです。またカワウソたちも、オランウータン島にやって来て遊ぶのをとても楽しんでいるようですよ。特に追いかけっこやかくれんぼをしていることが多いですね。」
「たとえば、オランウータン島にやってきたカワウソたちは大きな木の切り株の下に隠れるとベラニがカワウソたちを追ってやって来るんです。カワウソたちは時々ベラニをからかうかのように顔を出すのですが、それは見ているだけで楽しくなってくるような光景です。」
飼育舎のゆとりや質にこだわりをみせるこの動物園では、“動物たちの生活を豊かにする”ことを課題としており、特にDNAが人間と97%同じと言われるオランウータンには精神的にも、感情的にも、身体的にも常に満足できるような豊富なエンターテイメント・プログラムで対応しているという。
ちなみにベルギーでも現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためロックダウン(都市封鎖)が行われており、ペリダイザ動物園は閉園を余儀なくされている。しかし同園のスポークスマンからは「当園ではゴリラとコロブス属のサル、ペンギンと オットセイ、リスとコウモリ、キリンとダチョウなども一緒の飼育舎で暮らしているんですよ。今は大変な時期ですが、どんな状況であっても私たちは動物たちにとって最善のケアを行っています」と力強い言葉が返ってきた。
画像は『Pairi Daiza NL 2020年3月31日付Facebook「Beste vrienden, Een klein momentje van plezier om met jullie te delen…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)