「ママ、この子飼ってもいい?」庭から抜け出した犬、子猫を連れて帰る(米)<…
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このようなコメントがあがっている。
「心が温まる瞬間をありがとう。でも人間と暮らした5か月は野生に戻るには少し長すぎたね。」
「なんて美しい心を持った象なんだ。幸せになって欲しいな。」
「かわいそうに、できることなら私が世話をしたい。」
ちなみに遺伝子学の研究およびデータベースを公開しているウェブサイト『Human Ageing Genomic Resources』によると、アジア象は17歳でやっと成体の大きさに成長するという。したがって2歳のチャバケウは、人間に置き換えるとまだ幼児と同じくらいだと思われる。寂しい思いをした後、飼育員を親のように慕って子供のように甘えるのも当然のことだろう。
また「国際自然保護連合(IUCN)」の「種の保存委員会」の象のスペシャリストであるピシェ・ヌーントゥ氏(Pichet Noonto)は、チャバケウが2歳で野生を離れ人間の飼育下にあったことが群れに拒否された理由だとして次のように述べている。
「チャバケウは5か月間も人間に育てられたため、群れが拒んだのだと思われます。チャバケウ自身も野生の象の行動に適応することが難しかったため、群れは拒否したのでしょう。」
さらに同氏は「チャバケウは今後が決まるまで人間の飼育下で暮らすことになりますが、再び野生の群れに戻すという選択肢は外れることになるかもしれません」と語っている。
画像は『Viral Press 2019年10月1日公開 YouTube「Baby Elephant Sleeps On Carer’s Lap」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)