向こうに子牛が見えたので近くに寄ろうと駆けだしたら、「ボチャンと沼みたいなところに両脚の膝まで落ちちゃって。これ何だろうって思ったら、酪農場の方が『あぁ! それ、肥溜め(こえだめ)です』って言って。これには宮野真守も「肥溜めにはまる人って…」と驚愕し、キャストたちも仰天。その後、無事脱出して、ホースを使って水で洗い流したというが「その後のレンタカーがもう、臭くて…忘れられないいい思い出です」とにっこりと笑顔で話を結んだ。
その後、舞台に巨大スイカが登場し、永作博美、伊藤沙莉、内藤剛志、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖も交えてキャスト10名でスイカ割りをすることに。客席の「せーの!」の合図でスイカを割ると、中から出てきたのはこの日に誕生日を迎えた佐藤へのバースデーケーキだった。最初は気づかなかった佐藤だが、周りから促されてケーキを確認すると目を丸くして「わー、ありがとうございます」と泣きそうな声になって「嬉しいです。大好きな皆さんと優しいお客様に」と思わず涙ぐみ、「ありがとうございます。一生の思い出です」と感激しきりだった。今年5月には友人の誕生日をなぜか半年間違えてサプライズ祝福してしまった佐藤だが、今回はサプライズされる側になり、喜びいっぱいのようだ。
同作は「飼い主が留守にしている時、ペットたちはいったいどんなことをしているのだろう?」―そんなペットたちの裏側の日常をユーモラスに描きだす物語の最新作。前作『ペット』は、イルミネーション作品史上、全米1位の興行収入を打ち立てた。佐藤は同作について「一歩挑戦してみようという気持ちにすごくなれる映画」と太鼓判。29歳になり20代最後の年、何かにトライした佐藤の新たな一面を見ることができるだろうか。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)