「ママ、この子飼ってもいい?」庭から抜け出した犬、子猫を連れて帰る(米)<…
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手術室まで通じるドアの前で止まる。家族が一人ずつ涙ながらに最期の別れを告げ、友人らもメイソン君へのお別れの言葉を読み上げる。
そして“その時”を迎えると、手術室へと通じるドアが開く。家族はその先には入ることができないため「よくやったよ(Good Job)、メイソン」「君は私のヒーローだよ」と言葉をかけて拍手で送りだす。その気持ちを思うと実に切なくやりきれない光景だ。
この手術でメイソン君は5人の命を救い、病院には3日間、ドナーを称えるドナーの旗(Donor Flag)が掲げられた。ジョアンさんは息子の早すぎる死について、次のように語っている。
「メイソンはいつでも他の子よりも一歩先、親の私からみれば2歩先を歩いているような子でした。今でもあの子がいなくなったことが信じられません。15歳で逝ってしまったメイソンのことをより多くの人に知ってもらい、私たちが社会を変えていかなければなりません。コミュニティ全体で子供たちを見守っていく必要があるのです。」
我が子を臓器ドナーとして送り出さなければならなかった親の気持ちを、メイソン君は知ることなく逝ってしまった。この動画を見て子供たちが何かを感じ取ってくれたなら、命を危険に晒すようなチャレンジに挑戦することもなくなるであろう。
画像は『Joann Jackson Bogard 2019年5月7日付Facebook「Our hero saved 5 lives!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)