結婚式に出席するため米ラスベガスを訪れていたノースカロライナ州在住の母娘が、帰路のフロンティア航空機内でCA(客室乗務員)と口論になり、降機させられたうえ逮捕された。しかし、この一部始終を動画に収めていた他の乗客が「フロンティア航空が断然悪い」とSNSに投稿したことで、メディアが飛びついた。動画は拡散中で、母親はフロンティア航空の対応に怒りを爆発させており、訴訟を起こす構えでいるようだ。『ABC11 WTVD』などが伝えている。
今月15日、ロゼッタ・スウィニー(53歳)さんは14歳の娘を連れてネバダ州マッカラン国際空港からノースカロライナ州ローリー・ダーラム国際空港行きのフロンティア航空2066便に乗り込んだ。午後11時50分に離陸予定だったが、この日は機内の清掃作業が必要とのことで搭乗時間も遅れていた。
そして搭乗したものの、娘の座席が前の客の嘔吐物で汚れていたため、ロゼッタさんはCAに苦情を伝えた。ところが、CAのぶしつけな対応がロゼッタさんを憤慨させることになる。その時のことをロゼッタさんはこう振り返っている。
「娘が席に座ると、すぐ飛びあがって『手が濡れちゃったわ。これは誰かの嘔吐物よ。とても臭うもの』と言ったんです。驚いてチェックすると、娘のバックパックやシャツも濡れてしまっていました。それでCAに座席のクリーニングをお願いしました。でもCAは『それは私の仕事ではない』と言い放ち、私の訴えを無視したのです。『CAの仕事じゃなかったら、なぜ飛行機に乗っているの!』と言いたかったくらいです…。そして再度座席の嘔吐物についての話を持ち出したところ、降機するように言われてしまって。私が降機を拒否すると、CAは警備員を呼んだのです。」
しかしフロンティア航空の主張は、