豪華客船での旅の見どころは、海上からの美しい景色と様々な寄港先での観光のひとときだろう。しかしこのほど、カリブ海クルーズを楽しんでいたあるカップルに、とんだハプニングが起こった。寄港先のバハマで出港予定時刻に間に合わず港に戻ったカップルが、船に置き去りにされたのだ。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。
2月15日、ロイヤル・カリビアン・クルーズの「Symphony of the Seas(シンフォニー・オブ・ザ・シーズ)」に乗船していた客は、合計7日間のクルーズの6日目を迎えており、米フロリダ州マイアミに戻る前の最後の寄港地バハマのナッソーにいた。
乗船時刻は午後3時半と定められていたが、遠出をした一組のカップルは港への戻りが大幅に遅れてしまった。午後4時15分になると、港の作業員らがゲートを移動させ乗船入り口となる船のドアを閉めた。その5分後にカップルが到着。ゆっくりとではあるが港から離れていく船を見て、大慌てで手を振りながら自分たちの存在を知らせようと走っている姿が港近くの住民により撮影され、動画で公開された。
しかし船は止まらず、カップルの焦る様子を船上バルコニーから見ていた客らもなす術がなかった。カップルは港の作業員に話をしようと試みたが、彼らにはどうすることもできなかったようだ。
このカップルが、クルーズラインを通して遠出を予約していたのであれば乗船に遅刻した場合はクルーズ会社側がマイアミに戻るための援助をオファーすることもあるそうだが、