危険な犬と知りながら、躾もせず放置していた飼い主。昨年、英ケント州で郵便配達人がその犬に襲われ指を失う事故が起こり、このほど飼い主に有罪判決が下された。『The Sun』『real fix』などが伝えた。
ケント州イースト・モーリングで昨年4月18日、飼い犬が郵便配達人の指を噛みちぎる事故が起こった。
いつものように回り慣れた地域で郵便配達をしていたキース・ボーンさんは、エマ・ネル(37歳)の自宅に郵便を投函しようと門の中に入り、ドアに設置されていた投函口に郵便物を差し入れた。しかしなかなかドアの奥へいかず、キースさんは手を添えて押し込むようにして郵便物を投函した。
ところがその時、家の中からエマが飼っていたスタッフォードシャー・ブル・テリアが走り寄り、キースさんの指に噛みついたのだ。これにより、キースさんは右手薬指の第一関節を失った。
エマは警察に、飼い犬が事故を起こしたことについて、仕事をしていただけのキースさんのことを「私有地に入り不法侵入した」と反論。しかし「犬は郵便配達人に反応し、よく噛みつこうとしていた」とも供述した。
逮捕されたエマは、今年1月30日にセブノークス治安裁判所に出廷。法廷ではこの事故以来、エマの敷地内には外部の郵便箱が設置されたことが明らかにされたが、