「私たちは状態が改善されることを願って日々生活している」と綴っている。実際にウィレム君への対応がだんだん手に負えなくなってきており、今は小児科医に診せる順番待ちをしていると話すアナさんは、求めている援助がもうすぐ得られる可能性もあり、そうすれば状況が改善されるのではと期待している。
ウィレム君の他にも3人の子供をひとりで育てているアナさんにとっては、ウィレム君が抱える問題と日々対峙していかなければならないことはとても大変と心情を吐露している。ウィレム君を外に連れ出しても、叫ぶ姿を見た周りの人はヒソヒソと囁き合ったり文句を言ったりと更に状況が複雑になることから、一家はほとんどの時間を家の中で過ごしているようだ。ウィレム君が唯一落ち着く時は、アナさんの携帯電話を借りて好きな「Minecraft(マインクラフト)」のゲームをしている時だけだという。
「他の人にとっては完璧でなくても、ウィレムは私にとっては完璧で、私は息子を愛しています」と言うアナさん。このニュースを知った人からは、「近所の人が理解してくれないのなら引っ越すしかないのでは。自閉症の子供は騒ぐと落ち着くまでに時間もかかるし難しいからね」「子供のせいでもないしこの母親のせいでもないけど、隣の部屋で始終叫び声をあげられたらやっぱりキツいって。うるさい部屋の隣に住みたいとは誰も思わないだろ」「でも母親はできる限りのことをしているんじゃない? 母親が一番それに耐えていると思う」「匿名で手紙を寄越すっていうのは思いやりがないし臆病だと思う。近所の人も問題なら直接話に行けばいいのに」といった声があがっている。
画像は『NZ Herald 2019年1月2日付「Solo mum from Napier distraught after anonymous note from neighbour」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)