合計1826時間を要したハンドメイドの刺繍がふんだんに施されたモダンなシルエットで全長約23mのヴェールがなんとも神秘的で美しい。デザイナーのラルフ・ローレンがウェディングドレスを手掛けたのは過去たった3回のみ、しかもすべて身内のためだったというから、彼の2人への特別な想いが感じられる。
美しい弦楽四重奏のメロディーが流れるなか、プリヤンカーはチューベローズ(月下香)のブーケを携えて母マドゥーさんと手を繋ぎ「ウメイド・バワン宮殿」の中庭をゆっくりと歩む。遠くから花嫁の姿を見守るニックが、こみ上げる涙をそっと拭く場面も見られた。両家親族や友人ら225名に見守られ、2人は晴れて夫婦となった。
翌2日には様相をガラッと変え、インド様式の豪華絢爛なセレモニーを行ったニックとプリヤンカー。赤いサリーを身につけたプリヤンカーとゴールドのターバン&シューズで正装したニックの姿は、まるでボリウッド映画のワンシーンのようだ。こちらの写真は投稿から12時間のうちに、プリヤンカーのアカウントでは400万件以上、ニックのInstagramでも280万件を超える「いいね!」を獲得している。
「ナーバスだったし緊張していたせいか、涙が溢れてきてこらえきれませんでした。でもカーテンが開いてニックの顔を見たら、気持ちがスーッと落ち着いたんです。人生で最良の決断をした―そう確信した瞬間でした。」
『People』誌のインタビューにそう答えたプリヤンカー、ニックもまた「2つのセレモニーでは、特に感情が高ぶりました。すべてにおいて完璧、申し分のないセレモニーでした」と語っており、のちに自身のInstagram上でも「人生最良の日」「まるで魔法にかかったような時間だった」と記している。
文化の壁や年齢差を乗り越え、見事に恋を成就させたニック・ジョナスとプリヤンカー・チョープラー。2人の末長い幸せを願いたい。
画像は『Nick Jonas 2018年12月4日付Instagram「Happiest day of my life.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)